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あなたからは逃げられない
第2章 捕えられた私

色々考えていると目の前が真っ暗になり私はパニックになった。
「このまま目を暗くさせたまま乗ると怖くないだろう。」
龍輝さんは私の目に優しく手を添えてエレベーターへと誘導してくれた。
音はするものの見えていないから少しだけ怖さは減っていた...
でも、次の瞬間私の目の前に龍輝さんの顔が現れたと思ったら頭を捕まえられて口を塞がれた。
「んんん、…ぁっ、んっ」
龍輝さんの舌が侵入してきて私の口内を犯すから軽い酸欠状態だ。
「葉月っ…」
立っていられない...
息をするのが精一杯で...
なんでこんなにキスが上手いの?
「りゅ、っん…んん...」
龍輝さんは私を片腕でギュッと、力いっぱい抱きしめているから私は龍輝さんと密着している。
彼から感じられる熱で私はエッチな気分になってしまった。
ポーンという音でエレベーターは止まる。
龍輝さんは私を先にエレベーターから下ろしてくれた。
それから荷物をもちエレベーターから降り、こっち。と言われた方について行く。
そこは見渡す限りひとつの家で、玄関ドアがこのフロアにひとつしかないということを知ってしまった。

