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あなたからは逃げられない
第15章 新生活への準備

「コネ?ありえませんよ。彼女はちゃんと面接を受けて役員と相談をして合格内定を出してます。
それに彼女に付き合って欲しいと言ったのは僕が言ったんです。似合わないとか周りにどう思われても構いませんがあまりにも酷いことを言われるなら法的手段を撮る可能性もあります。
藤堂美咲さん。
我社に内定しているのに問題を起こして入社出来ないなんてやめてくださいね。」
一瞬藤堂さんの顔が歪んだように見えたけど龍輝さんの牽制は効いたのかすんなり何も言わずに私たちを帰してくれた。
龍輝さんの車に乗せられてマンションまで向かう。
「ちょっと気をつけといた方がいいな。彼女なんかありそう。」
「うん。奈々にも言われた…」
家に帰ってきて来ていた服を脱いで部屋着に着替えてソファーに座ると龍輝さんも隣に座ってくれた。
すると私を抱きしめ何かあったらすぐに言えよ。と言われた。
霧島貿易に入社したあとこれからあることは想像も出来ない私は龍輝さんに身をあずけ時間が過ぎるのを待った。
夜ご飯はシチューが食べたいと言われていたからその準備をするためにキッチンへと向かい準備をする間彼はパソコンを開き仕事をしていた。

