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あなたからは逃げられない
第16章 入社式、波乱の幕開け



あの忙しい人なのに東北まで自ら向かい炊き出しまでやっていたと考えるとすごくハードだったんじゃないかと思う。

大学に入ってからは霧島貿易に就職することを目標にやってきたと熱く語ってくれた。

自分の彼氏がある1人の男の子に慕われ目標にしていたと分かると嬉しくて私も笑顔になる。


『何か嬉しそうだね?!』

「うん!」

『そんないい事あった?』

「あった!」

『何?気になるから教えて!』

「そのうち分かると思うよ。」


私がこう言ったのには理由がある。それは龍輝さんが私が入社したら別に内緒にするつもりは無いと言ったから。

自ら言うことはなくても聞かれれば正直に伝えると言われた。


原田くんとはなしていると霧島貿易に到着。
入社式はこちらと貼り紙された通りに歩いていくと大きな会議室に到着。

新社会人用の椅子に周りには数脚の椅子が用意されている。
私達は一番に到着して奥から座ることにした。

全員が揃うまで座って待っていてくださいと書かれたホワイトボード見て椅子に座る。
そしてほぼ全員が揃った時に入ってきたのは龍輝さんだった。

隣の原田くんを見ると目がキラキラしていて龍輝さんを追い続けていた。





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