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あなたからは逃げられない
第6章 友人への紹介

「うるさくて悪いな…」
「ううん。楽しいね。仲良しなんだね?」
少し照れくさそうな顔をして腐れ縁だって。
瞬さんも杏奈さんも龍輝さんのこと本当に心配していたみたいで部屋に来る度によかったよかったと言っている。
『もう、学校に乗り込もうかとか本気?!って思うようなことばっかり言ってて。
大河原さんが可哀想だったわよ。
龍がここにいる間ずっとあなたを探しに行かされていたのよ。』
杏奈さんは奈々みたいなタイプで思ったことはすべて口にするタイプみたいだ。
『だからね、ストーカーされたらここに来て証拠持って警察行きなよ?』
そう言ってスマホを取り出しある動画を見せてくれた。
「本当に可愛いんだって。無理やりものにすることもできんだけどそれはしたくない。悲しむあいつの顔なんか見たくない。
学校に乗り込めば簡単なんだけどそれはリスクがありすぎるしな...
はぁー!!!会いたい…」
杏奈さんのスマホには項垂れる龍輝さんとものすごくイケメンがいた。
彼は大学時代の後輩で今もお付き合いがあるらしい。
医療機器メーカーに勤める営業マンで若いのに出世して今は部長さんらしい。

