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あなたからは逃げられない
第6章 友人への紹介

「もしもし?」
「俺だ。」
オレオレ詐欺か!と心の中でツッコミを入れて話を続ける。
「今荷物を片付けてたら三日月のネックレスがあったんだけど。」
「それは俺からのプレゼントだ。付けとけ。」
やっぱり龍輝さんが入れたものだったんだ。
でもこんな高そうなものもらっていいのかな。
「でも、こんな高そうなものもらえないよ。」
「俺が持ってても仕方ないしお前にピッタリだろ。
本当はリーフ型もあったんだけどデザイン的にそっちの方が可愛かったから。」
確かにこんな女の人がするようなネックレスを龍輝さんが持っていてもしないだろうから、ありがたくもらうことにした。
今度私もなにかプレゼントしようと思った。
「明日からまたお仕事頑張ってね。」
「葉月も学校気をつけて行けよ。
後でLINE追加しとけよ。」
そんな会話だけして電話を切った。
電話を切り終えた後でLINEを開き新しく友達のところに出てきた龍輝さんを発見した。
彼のアイコンは海をバックに車が映し出されている。
でも今日乗った車とは別の車みたいだった。
いろんなことがあった週末、家に帰ると疲れがドっときたからお風呂に入って早めに寝よう。

