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蝶々と甘い蜜。
第5章 嫉妬で狂ったセックス
ズルっと自分の中に入っていた三島のモノが引きずり出される間隔が伝わってきた。10年三島のモノが入ってきた私の子宮は、もう三島の形になっているだろう。三島のモノを離さない感覚が自分の中にあった…最後まで私の子宮は三島のモノが名残惜しいのかもしれない。


わたしから別れを告げるなんて、三島は契約違反だと怒るのだろうか。
あるいは、少しは寂しがってくれるのだろうか。わたしのなかではこの二択だった。


だけど、三島はやっぱり想像以上の人だった。。。


三島は私の髪の毛をゆっくりと撫で始めたのだ。こんなことは初めてで…どんな顔をすればいいのかも分からない。あまりに大事に、愛おしそうに髪を撫でてくるから、泣かないと決めていたのに、涙が出そうになった。


「結衣、ありがとう、本当にありがとう。私を受け入れてくれて、ありがとう。」


ごめんねと謝られるかと思っていた。こんなことになってごめんと……だけど三島はありがとうしか言わなかった。それでいい。

ごめんねと謝られたら、今まで私たちが一緒に過ごした時間が、なんだか嘘っぽく感じるから。

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