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蝶々と甘い蜜。
第7章 歯車が狂うとき
「そんな状態で……映画なんて観に行けないよ。」


分かってる。涙が止まっていないこと。
福田さんに肩をつかまれて、福田さんの顔を見たら、涙はどんどん溢れてきて止まらなかった。


「福田さん、ごめん……ごめんね。」


やっぱりそんな簡単にあの人のことを忘れることはできない。
すぐ忘れることができるぐらいだったら、きっと、今頃別の人と私は結婚しているはずだ。


「んっ……」


福田さんが唇を重ねてきた。歯が当たって痛いほどの乱暴なキス。


「やめてっ…福田さん……」


福田さんの唇には、さっき三島が塗ってくれたルージュがべっとりとついていた。自分の唇についているルージュを福田さんは右の掌でゴシゴシとぬぐっている。


「似合わないよ。こんな色……」


「福田さん……」


「こっち来て……」


「え……?」
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