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蝶々と甘い蜜。
第2章 契約
「あ、すみません。」
子連れのママと椅子がぶつかって謝ってきた。
一緒にいる女の子は6歳ぐらいの髪の長い可愛らしい女の子だった。
一緒にいる母親も綺麗な顔だちの女性だ。
もしかしたらわたしとその母親は同い年かもしれない。
24で産んだら私も6歳の子がいるんだ…。
「大丈夫です。」
本当は子供欲しい。
結婚もしたい。
だけど、それ以前に彼と…
あのベッドしかない部屋以外のどこかへ行きたい。
「顔に書いてあるよ。結婚したいって。」
「智美には嘘つけないか。」
「……離婚してって言えばいいじゃない。」
「……言えない。そういう契約だったし。」
「契約って……それを破ればいいじゃない。」
「それができていたら、もう別れているよ。」
子連れのママと椅子がぶつかって謝ってきた。
一緒にいる女の子は6歳ぐらいの髪の長い可愛らしい女の子だった。
一緒にいる母親も綺麗な顔だちの女性だ。
もしかしたらわたしとその母親は同い年かもしれない。
24で産んだら私も6歳の子がいるんだ…。
「大丈夫です。」
本当は子供欲しい。
結婚もしたい。
だけど、それ以前に彼と…
あのベッドしかない部屋以外のどこかへ行きたい。
「顔に書いてあるよ。結婚したいって。」
「智美には嘘つけないか。」
「……離婚してって言えばいいじゃない。」
「……言えない。そういう契約だったし。」
「契約って……それを破ればいいじゃない。」
「それができていたら、もう別れているよ。」