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蝶々と甘い蜜。
第2章 契約
「え…ちょっと、結衣!結衣!!」
「智美!……ひゃあっ!」
お姫様抱っこを彼に突然されて
自分がどういう状況なのか
まだ呑み込めていない。
私は、いったいこれからどうなるの…?
私にするって…どういうことなの?
「かっ…はぁっ……」
私を見つめる彼の瞳に吸い込まれて
息が突然苦しくなる。
息がしたいのに、うまくできない。
「んっ――」
彼がキスをしてきたのだけ微かに覚えている。
そして彼の胸元にある青いバラの香りに酔って
その後の意識はない。
「ん………」
瞼をゆっくりと開けると
薄暗い部屋で、肌に感じる風が心地よかった。
椅子に座らされていたみたいで首が痛いが
ふわふわのクッションだったからか思った以上に体は痛くない。
「目を覚ましたか?」
「あ……」
月明かりの光しかないからあまり表情は見えないが声で分かる。
さっきキスをした……三島だ。
上着のジャケットを脱いでネクタイを緩めている三島が
まだ重いカラダでスッと立ち上がることができない私に近づいてくる。
「そんなに怯えるとまた過呼吸になるぞ。」
「え……?」
三島は目を合わせようと椅子に座っている私の前で跪いてきた。
ジッと見つめてくるその瞳が怖くて
すぐに視線をそらしてしまった。
「私が怖いか?」
「……」
何て答えればいいの?ここはどこなの?
智美はどこにいるの?
私はこれから……何をされるの?
「大丈夫だ。私からは何もしない。」
「え…?」
「智美!……ひゃあっ!」
お姫様抱っこを彼に突然されて
自分がどういう状況なのか
まだ呑み込めていない。
私は、いったいこれからどうなるの…?
私にするって…どういうことなの?
「かっ…はぁっ……」
私を見つめる彼の瞳に吸い込まれて
息が突然苦しくなる。
息がしたいのに、うまくできない。
「んっ――」
彼がキスをしてきたのだけ微かに覚えている。
そして彼の胸元にある青いバラの香りに酔って
その後の意識はない。
「ん………」
瞼をゆっくりと開けると
薄暗い部屋で、肌に感じる風が心地よかった。
椅子に座らされていたみたいで首が痛いが
ふわふわのクッションだったからか思った以上に体は痛くない。
「目を覚ましたか?」
「あ……」
月明かりの光しかないからあまり表情は見えないが声で分かる。
さっきキスをした……三島だ。
上着のジャケットを脱いでネクタイを緩めている三島が
まだ重いカラダでスッと立ち上がることができない私に近づいてくる。
「そんなに怯えるとまた過呼吸になるぞ。」
「え……?」
三島は目を合わせようと椅子に座っている私の前で跪いてきた。
ジッと見つめてくるその瞳が怖くて
すぐに視線をそらしてしまった。
「私が怖いか?」
「……」
何て答えればいいの?ここはどこなの?
智美はどこにいるの?
私はこれから……何をされるの?
「大丈夫だ。私からは何もしない。」
「え…?」