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蝶々と甘い蜜。
第4章 蜜が欲しくなる
「ん……」


「おはようございます。」


「え……甲斐…さん…?」


甲斐さんが目の前にいることにも驚いたが
自分がベッドの上でガウンを羽織っている姿にも驚いた。
確か…裸で、お風呂場で……


「三島さん!?」


横を見ても三島さんはいなくて
部屋の中にもいない感じがした。


「三島さんは…?」


「仕事に行かれましたよ。あなたのことを頼むと言われたので、私はここに伺いました。」


「そうだったんですか…あ、私自分で帰れますので、大丈夫です。あっ――」


ベッドから降りようとすると脚に力が入らず
上手に立てなかった。


「大丈夫ですか?ベッドの上に朝食を置きますので、まだゆっくりしてください。」
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