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蝶々と甘い蜜。
第4章 蜜が欲しくなる
「あ、すみません……」
甲斐に手伝ってもらうが
脚に力が上手に入らず
小鹿のようにフルフルと震えていた。
「きゃっ――」
「失礼いたします。」
甲斐にお姫様抱っこされて
ベッドに運んでもらうなんて
情けない……。
「この香り……」
甲斐の胸の辺りから
微かにだったけど甘い香りがした。
また嗅ぎたくなる、そんな香り
この香りどこかで――
「どうかしましたか?」
「いえ……」
どこかで嗅いだことがある香りだった気がしたけど
気のせいだって、この時は思った。
「ここの朝食は美味しいですよ。」
「ありがとうございます。」
甲斐に手伝ってもらうが
脚に力が上手に入らず
小鹿のようにフルフルと震えていた。
「きゃっ――」
「失礼いたします。」
甲斐にお姫様抱っこされて
ベッドに運んでもらうなんて
情けない……。
「この香り……」
甲斐の胸の辺りから
微かにだったけど甘い香りがした。
また嗅ぎたくなる、そんな香り
この香りどこかで――
「どうかしましたか?」
「いえ……」
どこかで嗅いだことがある香りだった気がしたけど
気のせいだって、この時は思った。
「ここの朝食は美味しいですよ。」
「ありがとうございます。」