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ソレは、そっと降り積もる・・・。
第16章  障害物狂想曲━ アフェッツオーソ ━
  


「でも、〝護衛〟・・・って。」


 彼が本気なのは、話し方や態度で判った。しかし一般人の自分に〝護衛〟が付くなんて・・・。


「俺は、隊を連れて行かなければならないからここに残れない。だから君をジェイドに預ける。」


「えっ、ジェイドさんですかっ??」


「そうだ。」


 出て来た名前にさらに驚いた。〝ジェイド〟と言えば、彼の部下で親衛隊副隊長のハズだ。


「なんで、ですか?」


「話しは、本人から訊け。」


「え、どういうことですか?」


「ジェイド、入っていいぞ。」


「はい、失礼します。」


 不思議に思っていると病室に青年が入ってきた。


「珱月さま、お久しぶりです。」


「こんにちは、ジェイドさん。」


 2度目の出逢いのため少しジッと青年を見つめてしまう。


「説明をしてやってくれ。」


  
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