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第21章 　朝には、甘い一時を

　　


　普通を美しいと思えるのも相手を想っているからこそだと、改めて知った。


「はは･･･」


「ジュリアスさん？」


「君と居ると色々なことに気が付かされる。俺が蔑ろにしてきた感情《ﾓﾉ》を憶えていくよ。」


「ジュリアスさん･･･好きです。本当に。」


「ああ、俺も好きだ･･･〝愛してる〟。」


　恥じらいながらもしっかりと形《ｺﾄﾊﾞ》をくれる彼女に返して触れるようなキスを送る。押し当てるだけでなく押し当てられる感覚にホッとする。


「んっ、」


「ちゅ、ちゅる･･････」


「ンンッ！」


　口付けを交わしながら彼女のなにも纏わぬ秘部に手を滑らせる。


「（濡れてる･･･まぁ、昨日の今日だしな･･････。）」


　軟らかで蜜に濡れている秘部に指を挿れる。ピクンッと身体が小さく跳ねた。