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ソレは、そっと降り積もる・・・。
第21章 朝には、甘い一時を
「はっ、あぁぁ・・・」
「大丈夫か、珱月?」
「っ、はい・・・」
「もう少し・・・余韻に浸って居たいが、先方に出向くと言ってあるし時間だから起きないとな。」
名残惜しくは、あったが仕方がない。
「珱月は、まだ休んでいていい。マリーに風呂の用意をさせるからしばらくしたら起きておいで。」
余韻で震えている彼女にキスを送る。
「・・・、珱月?」
ベッドを出ようとすると服を掴まれた。
「お帰り、お待ちしていますから。」
「っ!?あ、あぁ・・・早く戻れるように善処する。」
可愛らしい言葉に再び飛び掛かりそうになった自分を制して返事を返し頭を撫でて部屋を出た。
「あ、危なかった・・・」
時間もないし彼女にこれ以上の無体は、したくない。しかし本能とは、恐ろしいものだ。