この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
ソレは、そっと降り積もる・・・。
第24章  チューベローズ
  


 執事の顔色が変わった。本当に大切に想っているのだろう。


「大切だと想うなら自分を無碍に使わせては、イケないのではないか?俺も最近になって思い知ったところだ。」


「ジュリアス、さま・・・私はっ・・・・・・」


「悪いな。俺は、皆に優しくするような器用でも寛大でもない男だ。だから選んだ相手しか眼中にない。
 お前の主を選ぶことは、絶対にない。」


 狼狽している執事に辛いだろうがもう一声掛けた。


「ロイ、帰ろう。珱月が心配だ。」


「はい、ジュリアスさま。」


 一刻も早く戻りたかった彼女の、珱月の元に。


 》 》


 欲しいモノ。やりたいコト。たくさんあってたくさん諦めてきた。我が儘だと知っていたから・・・いいや、〝出来ない〟と知っていたから。
 期待をしないクセがついて、傷付かないフリをしてきた。


  
/390ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ