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ソレは、そっと降り積もる・・・。
第29章 愛を注ぐ
「そうじゃ、ありません。」
「だったら、どうした?」
「一方的、でした・・・っ」
「あ・・・・・・っ」
彼女世の反応に夢中で少し・・・いや、かなり強引にイカせてしまったのだと初めて気が付かされた。
「すまなかった・・・。」
「・・・しりません。」
起き上がり身体を背ける。
「珱月・・・お前が着替えを手伝ってくれたし反応をしてくれて嬉しかったんだ。つい意地悪になった。2人でじゃないと・・・ダメだよな。こっちを向いてくれ。
〝2人で〟気持ちよくなりたい。」
彼女が本気で怒っていないことは、判っていた。しかしこれは、形式上に必要な誓いなのだ。
「優しく、シテ下さい・・・・・・」
「もちろん。とびきり、優しくする。」
振り向いた彼女を抱き締めて口付けを交わしベッドに倒れ込む。
何度でも注ぐよ。