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ソレは、そっと降り積もる・・・。
第3章 〝偽装結婚〟・・・?
「なんだと・・・・・・?異国の女にどんな弱みを握られているのだ!」
「実は、純潔を・・・奪ってしまいました。もちろんそうとは知らずにです。
彼女は、あちらでは婚姻を認められた年齢ですがまだ〝未成年〟です。我が国の仕来《シキタ》りをお2人は、よ~くご存知ですよね?」
伝家の宝刀と言える言葉を告げた。
「お前・・・ッ」
「ああ、なんて・・・なんてっこと・・・。お前は、我が家を潰す気なの!!」
父は、項垂《ウナダ》れて母は、胸に掴み掛かって泣き叫んでいる。
「そう言う事情ですので、彼女を妻にします。王さまからもお許しは、頂いております。
(ざまぁみろ・・・この、権力第1主義者ども。)」
両親を冷たく見下ろしてやる。
「(っ・・・)」
彼の冷たい瞳を見て慌てて部屋に戻った。
抱き締め育んだのは、なんだったのか・・・・・・。