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ソレは、そっと降り積もる・・・。
第32章  真実は・・・・・・
  


「珱月のご両親がここに居るだろう?引き渡してもらえるかな。」


「なぜ、こちらに居るとお思いなのですか?」


「空港の防犯カメラ映像を確認させてもらった。珱月のご両親を連れて行く君の執事が映っていた。これで言い逃れしないだろう?」


 ハッキリと告げる。


「そうですか・・・そこまで調べていらしたのなら隠すことは、出来ませんわね。」


「さぁ、こちらが招いた客人だ。引き渡してもらおう。」


「ジュリアスさまは、私が素直に引き渡すとお思いですか?」


「まさか。しかし引き渡す以外にないだろう。」


「そうですわね。では、お2人に決めて頂きましょうか。事前準備は、整ってますし。」


「いったい、〝なにを〟吹き込んでくれたんだ?」


 彼女の不適な笑みがなくとも予想は、していた。


「執事に連れて来させますわね。」


  
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