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ソレは、そっと降り積もる・・・。
第32章 真実は・・・・・・
「私は、お2人の意見を尊重致します。ジュリアスさまといらっしゃるのならお止めしません。」
十分に親心に付け入ったので今さら当家を出て行かれても困りは、しなかった。
「珱月に・・・逢いたいわ。」
「そうですか。ならジュリアスさまとそちらのお屋敷へどうぞ。」
「ミエリアさん、よくして頂いたのに申し訳ないわ。」
「いいえ。珱月さんとお逢いしてよく話し合ってみて下さいね。」
「ありがとう、ミエリアさん。本当にありがとう。」
「世話をかけました。」
「いいえ、お気をつけて。」
珱月の両親がミエリアの言葉を信じていることを態度で理解した。
「さぁ、では参りましょう。」
そんな2人を後部座席に乗せて家路を急ぐ。
《《 *
「珱月さま・・・そろそろジュリアスさまがお戻りです。」