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ソレは、そっと降り積もる・・・。
第4章 復讐の道具ですか?
もちろん危ない目に遭ったことがないわけじゃない。でもいつもマスターやボーイの皆さんが目を光らせているからすぐに助けてもらえる。
だから自分を連れて来た彼の話しを訊くと本当に〝間違われたのか〟が怪しくなってくる。
初めから〝貧乏でお金に困っている人間〟を狙って居たんじゃないかって・・・そんなことばかりが思い浮かぶ。金さえチラつかせたら〝偽装結婚〟でもなんでもOKするって思われたのかも知れない。
まして色町なんかで働く子が律儀に純潔を守っているなんて大抵の人は、思いもしないんだろう。
〝愛してる〟って、言われたけど。子どもなら簡単に騙せると思われているんだとしたら・・・決して心までは、奪われないように頑張らないと。。。
彼の一族は、結婚に反対なのだし。上手く取り入ったら帰してもらえるだろう。
《 《 *
「珱月・・・・・・」