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ソレは、そっと降り積もる・・・。
第10章  〝愛〟が在りますか?
  


 肌を幾度となく重ねているのだから彼女が居ても着替えることは、出来る。しかしどうしても今は、出来ない。
 執事の・王妃の言葉を思い返してしまう。


「あ、そうだ。」


「なんだ?」


 今は、顔をまともに見られない。気恥ずかしくって。自分が〝初恋〟と言うモノに振り回されているのが恥ずかしいのだ。
 30を前にして初めて知った感情で〝制御〟の仕方が判らない。


「お仕事、遅れませんでしたか?」


「え・・・?」


「〝用事を思い出して戻ってきた〟って、言ってましたよね?大丈夫だったんですか?私の所為でお仕事になにか支障があったかも・・・と、心配で。」


「いいや、大丈夫だった。」


 気遣いさえ愛おしく感じるこの現状は、危険だ。


「そうですか、ホッとしました。」


「ッ゛!!?」


 なに気なく微笑んだだけで心臓が高鳴る。


  
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