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ソレは、そっと降り積もる・・・。
第10章 〝愛〟が在りますか?
「あ、の・・・・・・っ」
「ダメか?」
「っ!!?
(し、心臓に・・・悪い。。。)」
「キスしたい。拒まないなら、するぞ・・・いいか?」
腕の中が熱を帯びていく。彼女の耳が赤い。同じように気恥ずかしくなってくれているようだ。ゆっくりとアゴに手を当てて顔を近付ける。
「ッ゛!!!?」
目を閉じて〝キス待ち〟をしていてくれた。その表情に身体の熱は、一気に上がり触れるだけのキスに時間がかかる。
いつもは、サラッと出来ることがこうももどかしくなるものかと・・・・・・改めて思い知った瞬間だった。
「ンっ・・・・・・ちゅ ちゅる」
「(珱月・・・ッ。俺の、俺のモノだ・・・・・・っ)」
軽い啄むようなキスは、次第に貪るようなモノに変化を遂げた。自然な流れでベッドへとなだれ込んだ。
「アッ、・・・・・・待って。」