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不器用な夫
第9章 精液
チュッ…。
とリップ音が耳で鳴る。
またチュッとリップ音が僕のうなじでする。
僕を背中から抱っこする清太郎さんが僕の顔を撫でながら首筋にキスを繰り返す。
「清太郎さん…。」
「怖い…、嫌ならそう言いなさい。僕ならば君のフェロモンに屈する事がない。」
「だったら…。」
何故…、こんなにも僕を興奮させるの?
清太郎さんの手が僕のシャツのボタンを外してく。
「出来れば…、君の精液を採取したいんだ。」
キスを繰り返す清太郎さんが言う。
「精…液…?」
「そう…、少し調べたい事がある。それに君のような可愛らしい男の子を今から可愛がってイかせるとか…、僕には嬉しくて堪らない。」
「清…太郎さん…。」
「心配しなくていい。僕は元々ゲイだ。だから君に傷付く事もないし、寧ろ楽しい夜になる。」
シャツのボタンがプツリプツリと3つほど外されるとそこから清太郎さんの綺麗な手が入って来る。
清太郎さんがゲイ?
僕は驚きで清太郎さんの顔を見る。
清太郎さんは空いた手で僕の顔を撫でる。
「ゲイは気持ち悪い?大丈夫…、今はイかせ屋として僕は君をイかせるだけだからね。」
優しいだけの清太郎さんの声にうっとりとする。
男を従わせる国松家の男である僕は清太郎さんに比べればまだまだ未熟者だった。
「清太郎さんが…、僕をイかせてくれるの?」
清太郎さんが貧相な僕の胸を触る。
全身に痺れる快感が広がる。
はぁはぁと息が荒くなる。
「1つだけ…、覚えておきなさい。君が持つフェロモンだが、君が欲求不満な状況の時に一番強い香りを放つんだ。だから…、自分で性的欲求をコントロールする事も君は学ばなければならない。」
僕の胸板をまさぐりながら清太郎さんが国松家の男に必要である性教育を施す。