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不器用な夫
第9章 精液



こうやって国松家の男は藤原家から学び、嫡子を得る為の協力を願う事になる。

嫡子を得る為の協力…。

それは女性の中でオーガニズムに達せない国松家の男に介添えするイかせ屋がイかせるという意味だと、やっと僕は理解をする。


「ああっ…!」


清太郎さんの愛撫に僕の身体が悶え出す。


「そんな可愛い声を出されたら、おじさん、本気になりそうだ。」


なんとなく清太郎さんは楽しんでる。

シャツは完全に脱がされて貧弱な胸板に清太郎さんが舌を這わせて舐めて来る。


「んぁっ…。」


ズボンの中が狭くて痛いとまで感じる。


「清太郎さん…、お願い…。」


乳首を指先でゆっくりと撫でる清太郎さんがクスリと笑う。


「可愛いけど随分とせっかちだね。夜は長いんだよ。じっくりと楽しもう…。」


清太郎さんが僕を焦らす。

僕は清太郎さんの言いなりだ。

これが本物のイかせ屋という男…。

国松のフェロモンにも屈しない本物の男に抱かれると思うだけで興奮が一層激しくなる。


「あんっ…あんっ…、やだぁ…。」


清太郎さんの腕の中で悶える。

清太郎さんは僕を背中側から抱き、両乳首を捏ねくり回して弄ぶ。


「本当に嫌?こんなに固くしてるのに?」


意地悪な清太郎さんの言葉にゾクゾクする。

何も考えられないほどに、いやらしい身体が清太郎さんを求めてる。


「あんっ…、おっぱいばかりは嫌なの…、だから清太郎さん…、もっと…。」


穢らわしい女のように清太郎さんに強請る。


「本当にせっかちな子だ。そこが可愛いけどね。」


清太郎さんが僕の額にキスをして腰を引き寄せると僕を横抱きにしてベッドへと横たわる。


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