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不器用な夫
第9章 精液
「こんなに腫らして…、苦しいんだね。」
清太郎さんが僕の腫れた股間をズボンの上からゆっくりと撫で上げる。
頭の先へ向かって清太郎さんから与えられた快感が電気のように突き抜ける。
背中を弓形に曲げてベッドの上で悶える。
「あーっ…、焦らさないで…。」
「今までいっぱい我慢をしてたんだね。可哀想に…。今夜だけは我慢をしなくていい。但し、僕がイかせ屋として君を色々と調べなければならない事だけは理解をしてくれよ。」
チュッと僕の頬にキスをして清太郎さんがズボンのベルトを外す。
恋人のような扱い。
その恋人に言い聞かせるような清太郎さんの言葉。
「調べる事…。」
ズボンのボタンを外されてファスナーを下げられると解放された身体が楽になる。
ゆっくりと僕の腰やお尻、太股を撫でるようにして清太郎さんがズボンとパンツを脱がせる。
全裸にされてベッドに横たわる僕の肩に軽くキスをすると清太郎さんが僕から離れてしまう。
「清太郎さん…。」
「大丈夫…、いい子にして…。」
そう言うとベッドサイドの壁にある棚から清太郎さんが幾つかの道具を持って来る。
「これは知ってる?」
清太郎さんの手に握られた黒いもの…。
さっきの映像でも見たもの…。
男のペニスを型どるディルドを清太郎さんが僕の鼻先でチラつかせる。
そのディルドで清太郎さんからズボズボと僕のアナルが犯されると思うだけで僕はますます興奮する。
「本当に素直な子だね…。」
僕の興奮に清太郎さんが目を細める。
フェロモンの濃度が上がるからだ。
公平との関係を絶った今の僕の身体は禁欲に耐えられずに高濃度のフェロモンを放つ。