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不器用な夫
第12章 勃起
ハコは眉と口をへの字に曲げて俯いたままだ。
「それに…、もしもハコがとても上手かったら逆にビックリだよ。僕以外の誰で練習をしたのかと疑いたくなって来る。」
「玩具だもん…。」
「その玩具で遊んでみようとは思わなかったの?」
僕の質問にハコが赤い顔をする。
「しないもん。例え自分でも触らなかったもん。要さんと結婚するまでは綺麗なままで居ようって決めてたんだからね。」
「なら…、ハコはえっちな事をいっぱい我慢して欲求不満なんだ。」
「違いますっ!」
ハコが小さな拳で僕の胸を叩く。
泣き顔よりも膨れっ面の方がマシだと思う。
「痛いよ、ハコ。ごめんなさい。」
「要さんの意地悪っ!」
「そう、僕は意地悪だよ。だから今はハコのオナニーとか見たいとか考えてる。」
「やだぁ…。」
ハコがますます赤い顔をして小さな両手で自分の頬を覆い隠す。
「ハコが可愛らしいオナニーを見せてくれたら、きっと僕のここが元気になる。」
ハコの手を取り口付けをしてから湯船の中で僕の股間を触らせる。
「ハコが見せたら…、要さんのが元気になる?」
「なるよ…。」
可愛らしいハコ。
間違いなくハコがえっちに悶える姿に僕は興奮して股間が熱くなる感覚を感じた。
今はハコが淫らに悶える姿だけで自分のものを奮い勃たせるしか方法がない。
ハコの中へ挿れられるレベルの勃起をさせなければイクどころか合体すら難しくなる。
国松家の男の身体とは実に厄介だと痛感する。
ヒヒジジイなやり方だろうがなんだろうが、まずは僕自身がハコだけに興奮して性器を勃起させる事が出来なければ全く話にならないと思う。
そこは、なんとなくハコも理解をしてたらしく僕を勃起させる練習をして来たようだ。