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不器用な夫
第12章 勃起
今夜はハコを存分に楽しむと決めた。
ハコを辱めて淫らなほどに悶えさせる。
想像をすれば、ちゃんと僕の身体が興奮に身震いをして反応する。
「ハコ…、そろそろ…、上がろうか?」
充分に温まったハコの身体を撫で回してハコの耳朶をねっとりと舐め付けて聞いてみる。
僕はまだまだその気だとハコに伝える。
「うん…。」
頬をピンク色に染めたハコが小さく頷いた。
ハコを連れて浴室から出る。
下着を着けようとするハコを止める。
僕のYシャツを全裸のハコに着せてから僕はいつもの寝巻きを着替えをする。
「ブカブカ…。」
僕のYシャツの袖に手が届かないハコがクスクスと笑う。
「可愛いし、何よりも脱がせやすい。」
「やんっ!」
ハコが恥ずかしさに顔を赤らめる。
その頭にキスをしてからハコの髪をドライヤーで乾かしてやる。
「要さんはいつもそんな恰好なの?」
「そうだよ。」
地味な男の地味なファッション…。
こだわりはほとんどなく、基本がTシャツというだけのファッション…。
仕事はスーツにネクタイだから白い肌着のTシャツを着る。
普段着は黒のTシャツ。
寝る時はグレイのTシャツにスウェットのズボンを履くだけの3パターンしかない。
地味な男はシンプルで地味な姿が一番落ち着くというだけだ。
だから今は白いYシャツを1枚だけ着てるハコにシンプルな可愛さを感じて気持ちが高まって来る。
「可愛いね…、ハコ…。」
目を細めてハコを見る。
「そんな事は…。」
ないとハコが俯く。
可愛いさ。
幼い顔…。
大きな瞳。
どちらかというなら童顔なハコ。
高校生ともなれば大人びて来て女を露骨に感じさせようとする子も居るが、そんな子にはあまり興味を惹かれない。