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不器用な夫
第16章 背徳
公平が自分のズボンを下ろし僕の股間に自分の股間を重ねる。
「早く…、公平ぇ…。」
はしたなく口端から涎を流し公平に強請る。
「悪い子だな…。」
その涎を公平が舐めながら、じわじわと僕の身体の中へ公平の肉棒が沈められる。
「アーッ!」
一気に自分の股間に何かが突き上がる感覚を感じる。
「まだですよ…、もっと我慢して…。」
ゆっくりと公平が僕の身体の中を掻き回す。
「突いてっ!公平っ!もっと奥まで突いてっ!」
「いけません…。」
「アァンッ…、公平…。」
「ギリギリまで我慢して…。」
「アーッアーッ…。」
こんな風に男に抱かれて悦びを感じる僕をハコはどう思うのだろう?
それでも僕は君を愛してる…。
「公平…、お願い…、もっとっ!」
僕のペニスの先から我慢汁がとろりと流れ落ちる。
「あぁん…、アーッ!」
オーガニズムを求める僕の身体が自分勝手に公平で達しようと腰を振る。
「ダメですよ…。」
公平が僕を突き放し僕の身体から肉棒を引き抜いた。
ハーハーと荒い息をする公平が自分の口元を手で押さえながらも僕の手を縛るネクタイを外す。
「早く…、行って下さい。」
僕から顔を背ける公平に泣きたくなる。
全身から吹き出すフェロモンは理解してる。
公平は僕の為だけに自分を辞しフェロモンとの戦いを見せつける。
「早くっ!行きなさいっ!」
公平が僕を怒鳴りつける。
慌てて自分のズボンを引き上げて公平の部屋を飛び出した。
こんなやり方しかないのか?
泣きたい気持ちを堪えてエレベーターで乱れに乱れた服装を整える。