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不器用な夫
第19章 誠意



昔は興奮に吹き出すフェロモンが抑えきれなくなれば公平がこうやって処理をして来た。

自分でやるよりも公平にやらせた方がそれなりの快感を感じる分、早く処理が出来る。

慣れた手付きで公平が僕の包皮を上下させる。

ハコが愛撫してもほとんど感じない僕の性器は公平の手に反応して一気に勃起する。


「あぁっ…。」


立ってるのが辛くて壁に手を付いた。

不機嫌なままの公平が僕のアナルに指を這わす。


「一気に行きますよ…。」


容赦なく公平の指がアナルの中へ押し込まれ、前立腺を捉えた指が体内を蠢き快感を与え出す。


「アーッ…アァッ!」


壁に爪を立てて快感を堪える。

身体が勝手にもっと激しい快感を求めてる。


「公…平…、アァッ…。」


淫売な女のように男の愛撫に尻を振る。

肉棒を握る公平の指先が僕の射精を拒むように亀頭の先の小さな穴に指の腹を当てて来る。


「出るっ…、漏れるっ!」


ハコの中で達する事のないオーガニズムにあっさりと導かれて射精する。

公平の指先を押し退ける勢いで僕の精液が噴水のように吹き出した。


「公平…。」

「身体を綺麗にして…、ベッドにお戻り下さい。」


公平が僕に背を向けて風呂場から出て行く。

懲りずにハコに興奮する僕に呆れてる。

公平にまでも見捨てられたら終わりだな。

自分の不甲斐なさに笑うしかない。

ベッドに戻り、何食わぬ顔でハコに寄り添って寝る。

不実な夫…。

傷付く妻を慰める事も出来ない不器用な夫…。

この先の夫婦生活を父や母のように30年も続ける自信なんか完全に失くし、ハコにしがみつく。

愛してる…。

そんな言葉すら薄っぺらに感じる。


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