この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
不器用な夫
第22章 時間
そのハコをベッドに押し倒すようにして寝かせてしなやかな身体を撫で回す。
「全て…、ハコだけが好きだから…。意地悪なつもりは微塵もないよ。」
「要さん…。」
「ハコを抱きたい。それが出来ない自分が辛くて堪らないんだ。」
初めてハコに甘える。
ハコは隠してた小さな胸に僕の頭を抱き締める。
「ハコの全部が要さんのだよ。だから…、要さんの好きにして…、ハコは藤原家でもどこにでも要さんとなら行きますから…。」
ハコの言葉に舞い上がる。
僕みたいな男の為にどんな屈辱も受け入れるという少女に愛おしさしか感じない。
そのハコの小さな胸を撫でてキスをして愛撫する。
「要さんったら…。」
ハコが呆れた顔をする。
「これが好きだって言ったよ。ハコがイク瞬間が一番興奮する。ハコに挿れたくてもハコをもっと感じさせたくても勃起しない自分に哀しくなる。」
ハコの乳首を吸いながら甘噛みすればハコが眉をへの字のして切ない瞳をする。
「だから…、夏休みは藤原家に行こう。」
僕の言葉にハコが強く頷く。
「でも…、それまでは…、要さんが辛いのならハコとはベッドを別々にした方が良いの?」
今にも泣きそうな顔をするハコに胸が痛くなる。
「同じベッドでいいよ。ハコが居ないのは僕が耐えられない。」
僕からハコの手を取り僕の性器を握らせる。
ハコの手に自分の手を重ねて自慰するように肉棒を擦りながら空いた手でハコの股間を撫でてやる。
「出来るだけ自分で処理するようにする。無理な時だけ公平に頼る事にはなるけど、僕が愛してるのはハコだけだと知ってて欲しい。」
「うん…。」
ハコが頷きながら僕の肉棒の先に口を付けて咥える。