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不器用な夫
第5章 愛人
公平だけを信用して汚れた下着を公平に見せた。
心臓が壊れそうなくらいにドキドキとした。
有り得ない興奮をする僕のフェロモンに初めて公平が反応した日。
「こんなの誰でも経験してる事じゃん。坊っちゃまが気に病む事なんかないよ。」
そう言って公平が僕を抱きしめる。
「誰でも?」
「そうだよ。だから…、嫌なら…、ほら…、こうやって自分で抜いちゃうんだ。」
公平が僕の股間へと手を伸ばす。
僕は黙って公平に身体を委ねてた。
「どう…、気持ちいい?」
公平が何度も聞いて来る。
上下に動く公平の手には僕の小さな肉棒が握られている状況にとても恥ずかしくて公平の質問には答えられずに興奮ばかりが増していく。
お互いが子供だった。
「坊っちゃま…。」
公平が拙いキスをする。
公平だって別に男が好きだった訳じゃないだろう。
僕の体質に公平は囚われただけだ。
「公平…、漏れちゃう。」
「いいよ…、そうやって出しちゃえばいいんだよ。」
公平に言われるがままに僕は自分を解放する。
柄も言えぬ快感…。
甘味とまで感じる解放感。
有り得ないほどに身体中を駆け巡るオーガニズムに僕は溺れ、公平も僕に溺れた。
後はお互いがエスカレートする関係になってた。
中学になり夏休みは僕と公平の2人だけで旅行がしたいと家を出た。
別にどこでも良かった。
夏休みを丸ごと公平と2人だけで居たかっただけの旅行だった。
わざわざオーストラリアまで行きホテルのベッドで公平と裸で過ごす僕が居た。
「坊っちゃま…、食事くらいしないと…。」
「公平が僕を食べたらね。」
「挿れていい?」
「早く来て…。」
甘えて強請っては公平を受け入れる。