この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
チカちゃん先生のご褒美
第3章 チカちゃんと模試と判定
*
「チカちゃーん!!」
「チッカちゃぁああーん!」
「二人とも、どうしたのっ?!」
「どうしたって、模試の結果っ!」
「えっ……ちょっと、二人ともっ」
俺らは、返却された模試の結果を握り締め、職員室に走った。
周りには、他の先生が居る。
チカちゃんは無言ですっくと立ち上がり、壁に掛かっている面談室の鍵をむしり取ってノートに乱暴に何か書き込んで、「こっち来て!」と俺らを引きずって、面談室に押し込めた。
「……で。結果は」
俺らを椅子に座らせてから向かいに座ったチカちゃんは、キッと目をつり上げて聞いた。