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第8章 知佳先生の奮闘

「あっ……ゃ、たろぉさ……」
「少しだけ脚閉じて、知佳」
「あ……はぁっ……」

　ぬるぬるしてる所を、熱いもので、擦られる。

「知佳、声」
「んっ……ん……んっ……」

　口を塞ごうとしたけど、立ってられなくなってきて。
　壁に両手を付いて、そこに口を押し付けた。

「……っ……んんっ、ぅ……」

　ぬるぬる滑って、入っちゃいそう。
　私のか太郎さんのか分からないけど、出てきたもので、さっきよりもっと、ぬるぬるする。
　後ろから擦られて揺さぶられてるのと、私が自分で動いちゃってるのとで、胸が激しく揺れているのが目に入る。

　太郎さんは、自分で洗えないところを、わざわざ洗ってくれようとしただけなのに。
　私が、こんな風になっちゃったから。
　こんな、狭いシャワー室で……しかも、他の先生方は、普通に汗を流すためだけに使ってるとこで、こんなに、感じてるなんて。
　湯気と、あっためられて強くなるいやらしい匂いで、頭がくらくらしてきた。

「大丈夫？崩れそうだな……」
「ん、だいじょ……っ！」

　私が崩れないようにするために、だと思う。
　太郎さんは私を抱き留める様に、胸のあたりに手を回した。