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チカちゃん先生のご褒美
第8章 知佳先生の奮闘

「は……ぁん、っ……あ、」

 私を抱き留めた手は、両胸を潰す様に回されている。ただ支えてるだけなのに、私が腰を揺らすと、太郎さんの手に胸も擦れてしまう。

「知佳?気持ち良いの?」
「うぅん……んっ……ん」
「すごい動いて、すごい格好になってるよ……俺の体で、オナニーしてるみたい」
「やっ……ちがぁ……あぁんっ!!」
「ちゃんと洗わせて下さい、先生」

 太郎さんはお仕置きみたいに、乳首をぎゅっと摘まんで捻った。

「やっ……あっ、あ……」
「あ、そうか」
「え、なにっ?」

 聞き返したら、太郎さんは、耳の後ろで囁いた。

「……次は、『やらせて』って、言われるかもね」
「えっ!?」

 どきっとした。

「それはっ、だめ!」

 生徒でも、ご褒美でも……太郎さん以外の……。

「だめ!!するのはっ、だめぇ!」
「知佳、声」
「でもっ……あん!」

 回っていた手を離されて、お尻を掴まれて、開かれて。

「『知佳ちゃん?やらせて』」
「っ!!」

 生徒の口真似を、耳に吹き込まれた。

「あ!あっ、んっ!」

 開かれて、剥き出しになった所を、擦られる。
 声が出ない様に、必死に抑えた。

「『すげえぬるぬる……すげぇエロい、知佳ちゃん』」
「んー!!んっ、んっ、」

 首を振る。
 もし、生徒に、こんな風にされてもっ……
 ……こんな風に、されたら……

「ぁ」

 想像して、驚いて、怖くなった。
 太郎さんじゃ、ないのに……太郎さんじゃ、なくても。
 私の奥の方は、物欲しそうに、きゅっと疼いた。
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