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チカちゃん先生のご褒美
第8章 知佳先生の奮闘
「あっ……あぁあ、あ!」
どうしてなのか分からないけど、叩かれた事で、体が疼いた。
「ほら。どう見てもお強請りだ」
「たろぉさ、もっとっ……もぉ、イキたいっ……」
お腹の奥が痛いくらいきゅうきゅう締まる。
もう少しでイキそうなのに、イケないのが、つらくて、もどかしい。
イカせてほしい。
太郎さんがしてくれなくても、イッて良いよって、言って欲しい。
「知佳?まだ練習が、足りてないだろ?」
なのに、太郎さんは、欲しい言葉をくれなかった。
「れんしゅ……たりて、っ……」
「そうだな……『野際君』って、呼んでみようか」
「のっ……ぎわ、くっ……」
野際くんじゃないって、分かってるけど。
これが野際くんだったらって思っただけで、ぞくぞくして、息が苦しくなって来る。
「『先生、入れて欲しい?』」
「の、ぎわく……んっ……だめ、っ」
ご褒美は、私がするって決めた事だけ、してあげる事だ。
流されて、ご褒美以上の事をしちゃいけない。
だって、私が欲しいものは、別にあるんだから。 流されたって、欲しいものの代わりになんてならないし、そんな事になったら、それが貰えない。
それは、この仕事をちゃんとやったら私が貰える、私のご褒美なんだから。
「『すげぇ気持ち良いよ……知佳ちゃんも、すげぇひくひくしてる……』」
一生懸命我慢してたら、耳元でそう囁かれた。