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Aさん ~私を淫らにする人~
第5章 許したストーカー行為
なんなの?自慰でも経験したことのないこの感覚は。熱い液が膣の奥から滲み溢れてくる。

もっ、もうダメですAさん。

こんな人前で下着を濡らしてしまうのが恥ずかしい。

そんな卑猥に倒錯した状況に堕ちていても、私の降りる駅名がアナウンスされるとハッとかなり我に返ることが出来た。

やっと終わるんだと思う安心感が気持ちの大半を占めるが、Aさんと手が離れることを惜しいと思う気持ちもある。

そして、もう次は降りる駅ですよとAさんに伝える為に、私は握っている手の力を緩めてそして窮屈な間で体を少し動かすと、その意味をAさんも悟ったらしくてソーッと指が消えていった。

そして電車が私の降りる駅に到着する。
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