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Aさん ~私を淫らにする人~
第5章 許したストーカー行為
そして「会社の課長さんから。『大丈夫っ?』て。今日はサボったって分かっているくせに、あちらさんも役者だよ」と理由を説明してくれた。

それを聞いて課長さんにあんな口をきくって事はAさんは部長さんなのかしらと推測していたら、Aさんは私の前の運ばれてきたカレーを見て、「食べて、食べて」と言ってくれたので、お礼を言ってから私も食べ始めた。

本当にシンプルにカレーだけを食べて食事が終わった。

お会計は私の分もAさんが払ってくれて、お店の外に出た。

(もう、終わり?)と胸が騒ぐ。

けれども、Aさんはそんなことも思わないように、「じゃあ」とてを挙げて駅の方へ歩き出していった。
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