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第6章 お口の快感

なんだか胸が苦しいほどにドキドキしてくる。

そしてＡさんの顔が近づいてくる気配に息を飲み、遂に私の舌にＡさんの舌が触れてきた。

不思議な感触。

お口で軟物と軟物が触れ合う感触とは正反対に胸はキューッと硬く鳴った。

更にＡさんの唇が深く重なってきて、それから舌先が動いて私の舌をくすぐってくると、その刺激に首や体の後ろが疼いてきて唇が震えてきた。

確かにキモチいい。

この舌を合わせあうキスにノメリ込みそうになる気分をなんとか抑えながら、でも本音は嬉々としてＡさんのキスを受け続けた。