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Aさん ~私を淫らにする人~
第7章 ハチミツ
心臓がバクバク言い出している。

ゆっくりと外された第一ボタン。

開かれた襟元に幾分かの開放感を感じ、続いて二つめのボタンを外されて胸元の肌に空気の冷たさを感じた。

その素肌の上をAさんに爪の裏でなぞられて早くもヒクッとさせられた。

「この下は何を着ているの?」

「キャミソールです」

「ふ~ん。何色?」

「白です」

「そう、中も白なんだ」
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