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Aさん ~私を淫らにする人~
第10章 思いもしないことが
「えっ!?」と今まで‘きれい’なんて言われたこともない事を言われて、それこそ驚きで次の言葉も出てこなかった。
「俺はその前から大田さんのことを良いと思っていたんだけどね。そうだ、こんど、ドライブにでも行かない?」
「えっ、でも、石井さんには須藤さんが・・・」
「あいつはなんでもないんだ。社内では勝手に私はこの人の女よ的に振舞われて、けっこう迷惑してるんだよね」
「・・・」
てっきり二人はお付き合いをしているもんだと思いこんでいた私には、本当になんと返していいのか言葉が見つからなかった。
でも、そんな戸惑っている私をよそに石井さんは元気良く、「じゃあ、約束ね。こんど、連絡するから」と手を振って出て行ってしまった。
残された私の頭の中では、きれい、迷惑、良い、約束とそんな石井さんの言っていった言葉がぐるぐると回っていた。
「俺はその前から大田さんのことを良いと思っていたんだけどね。そうだ、こんど、ドライブにでも行かない?」
「えっ、でも、石井さんには須藤さんが・・・」
「あいつはなんでもないんだ。社内では勝手に私はこの人の女よ的に振舞われて、けっこう迷惑してるんだよね」
「・・・」
てっきり二人はお付き合いをしているもんだと思いこんでいた私には、本当になんと返していいのか言葉が見つからなかった。
でも、そんな戸惑っている私をよそに石井さんは元気良く、「じゃあ、約束ね。こんど、連絡するから」と手を振って出て行ってしまった。
残された私の頭の中では、きれい、迷惑、良い、約束とそんな石井さんの言っていった言葉がぐるぐると回っていた。