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Aさん ~私を淫らにする人~
第14章 石井さんと
でも、そんな頭の中ではいつか電車の中で見た二人の様子が蘇って来て、余計に私を悲しくさせた。そして心は、本当にそうなんですかAさんと問いかけていた。
しかし、そんな私をよそに石井さんは「あるんじゃない」とドライな返答。
さらに「そうそう、それで」とまだ話が続く。
「一応、取引をすることが決まったから、あの小熊さんと言う人から『こんど、食事でもしましょう』って誘われたんだ。もちろん木本さんも一緒なんだけど、それで小熊さんが木本さんを気遣ってだろうけれど、ぜひこっちも女性を一人連れてきて欲しいって言うんだ。それで大田さん、悪いけど一緒にいってくれないかな」と誘ってきた。
それを聞いて、また「えっ!?」と絶句するとともに、Aさんに仕掛けられたと思った。(どうしよう)と戸惑う気持ちが当然起きたけれど、そのすぐ後で(行くわ)という強気な私が現れた。
こんなことは初めて。
しかし、そんな私をよそに石井さんは「あるんじゃない」とドライな返答。
さらに「そうそう、それで」とまだ話が続く。
「一応、取引をすることが決まったから、あの小熊さんと言う人から『こんど、食事でもしましょう』って誘われたんだ。もちろん木本さんも一緒なんだけど、それで小熊さんが木本さんを気遣ってだろうけれど、ぜひこっちも女性を一人連れてきて欲しいって言うんだ。それで大田さん、悪いけど一緒にいってくれないかな」と誘ってきた。
それを聞いて、また「えっ!?」と絶句するとともに、Aさんに仕掛けられたと思った。(どうしよう)と戸惑う気持ちが当然起きたけれど、そのすぐ後で(行くわ)という強気な私が現れた。
こんなことは初めて。