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Aさん ~私を淫らにする人~
第15章 やっぱりAさんがいい
この頃になって初めてAさんも私の事も見て会話をするようになってくれて、Aさんは私の事を「大田さん」と言い、私はAさんの事を「部長さん」と呼んで、あたかも今日初めて会った他人のように振舞うのは何とも変な感じがした。
そして場が和むほどに、向かいに座るAさんと木島さんの間でチョットしたボディコンタクトが増えて、それもほぼ一方的に女の人からAさんに触れていくような感じで、逆に私の方では物を取るような素振りで石井さんが私に触れてきたりするようになった。
そんな触れられるたびに‘見られたかな’とAさんのことが気になった。
そのくせ石井さんは木島さんにガンガン話題を振り、まんべんなく皆に会話を振るAさんとの差を感じてこんなのでお仕事が上手くいくのかしらと不安を感じた。
そんな会話を中でふとお料理の話しになった時に、木島さんが「部長は面倒くさがりだから、お料理なんてしないですよね」と話題にすると、「俺がそんなことするわけないだろう」とAさんは笑いながら著しくそれに同意した。
その言い方に皆が笑い、私も笑ったけれども、本当のAさんはお料理が得意でその手際の良さはけっして面倒くさがりじゃないことを知っている。
そして場が和むほどに、向かいに座るAさんと木島さんの間でチョットしたボディコンタクトが増えて、それもほぼ一方的に女の人からAさんに触れていくような感じで、逆に私の方では物を取るような素振りで石井さんが私に触れてきたりするようになった。
そんな触れられるたびに‘見られたかな’とAさんのことが気になった。
そのくせ石井さんは木島さんにガンガン話題を振り、まんべんなく皆に会話を振るAさんとの差を感じてこんなのでお仕事が上手くいくのかしらと不安を感じた。
そんな会話を中でふとお料理の話しになった時に、木島さんが「部長は面倒くさがりだから、お料理なんてしないですよね」と話題にすると、「俺がそんなことするわけないだろう」とAさんは笑いながら著しくそれに同意した。
その言い方に皆が笑い、私も笑ったけれども、本当のAさんはお料理が得意でその手際の良さはけっして面倒くさがりじゃないことを知っている。