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Aさん ~私を淫らにする人~
第15章 やっぱりAさんがいい
そして、それにも気付かない振りをしていなくてはならない私。
Aさん、Aさんも木島さんの腰チラには気付いたようだけれどさして繰り返し見ることもせず、それどころか隣の二人からは見えない椅子の下でいつしか私の足を自分の足をくっ付けたままにしてきていた。
お酒の量も手伝ってか、この状況に私の心が大いにドキドキした。
もう、隣の人のショーツが見えているなんてどうでもいい。
こちらに気付かれていないか、逆に隣の二人も妖しくなってはいないかと気になって左側を見る機会が増えたけれど、それはなにも石井さんの心変わりを心配したからではなくて、むしろ二人にもベタベタして欲しかったからだ。
そうすればもっとラクになれる、そう思って何度も見るけれど、石井さんと木島さんの距離には節度が保たれていた。
でもそれは進行役の木島さんによってなされているようで、ニコニコと笑って会話をしている石井さんのふとした時の目つき、態度からは‘すきあらば’と接触を狙っている男の欲望がにじみ出ていた。
Aさん、Aさんも木島さんの腰チラには気付いたようだけれどさして繰り返し見ることもせず、それどころか隣の二人からは見えない椅子の下でいつしか私の足を自分の足をくっ付けたままにしてきていた。
お酒の量も手伝ってか、この状況に私の心が大いにドキドキした。
もう、隣の人のショーツが見えているなんてどうでもいい。
こちらに気付かれていないか、逆に隣の二人も妖しくなってはいないかと気になって左側を見る機会が増えたけれど、それはなにも石井さんの心変わりを心配したからではなくて、むしろ二人にもベタベタして欲しかったからだ。
そうすればもっとラクになれる、そう思って何度も見るけれど、石井さんと木島さんの距離には節度が保たれていた。
でもそれは進行役の木島さんによってなされているようで、ニコニコと笑って会話をしている石井さんのふとした時の目つき、態度からは‘すきあらば’と接触を狙っている男の欲望がにじみ出ていた。