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Aさん ~私を淫らにする人~
第15章 やっぱりAさんがいい
するとAさんは、「失礼」と言って椅子から立ち上がると、奥のトイレへと消えていった。
なおさら緊張の解けた私は再び石井さんと木島さんの会話に加わっていくけれど、ふと気が付けば石井さんの手は幾度となく木島さんの座る椅子の低い背もたれに置かれるようになっていた。
そう、まるで覗けている黒いショーツに触ろうとするがごとくに。
それを見て、私が触られて上の空でいるうちにこんなにも親密になったのだろうかと疑わしく思っていたら、足元に置いてあるバッグの中から携帯のバイブが鳴る音を聞いてそれを取り出したら、なんとAさんからのメールが来ていた。
木島さんに見られないようにしてそれを読む。
〔席に戻ったら、合鍵を渡すから受け取ってよ。イヤじゃなかったら、先に僕の部屋に行って待ってて。僕はもう一軒、石井さんを連れて行ってから帰るから〕と書かれていた。
それから程なくAさんが戻ってくる。
なおさら緊張の解けた私は再び石井さんと木島さんの会話に加わっていくけれど、ふと気が付けば石井さんの手は幾度となく木島さんの座る椅子の低い背もたれに置かれるようになっていた。
そう、まるで覗けている黒いショーツに触ろうとするがごとくに。
それを見て、私が触られて上の空でいるうちにこんなにも親密になったのだろうかと疑わしく思っていたら、足元に置いてあるバッグの中から携帯のバイブが鳴る音を聞いてそれを取り出したら、なんとAさんからのメールが来ていた。
木島さんに見られないようにしてそれを読む。
〔席に戻ったら、合鍵を渡すから受け取ってよ。イヤじゃなかったら、先に僕の部屋に行って待ってて。僕はもう一軒、石井さんを連れて行ってから帰るから〕と書かれていた。
それから程なくAさんが戻ってくる。