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Aさん ~私を淫らにする人~
第4章 私はメグちゃん
階段を上がって外に出ると、夜の空気がヒンヤリとして肌に心地よかった。
そして気付かれないよう、見られないように注意しながらAさんの後を付け続けた。
すると程なくAさんは、通りに面した赤提灯をぶら下げた店の中に入っていった。
Aさんが完全にお店の中に入るのを見とどけてから、小走りになってその前に行ってみると、そこは小さな焼き鳥屋さんだった。
どうしよう、こんな所に一人で入ったこともないしと少し躊躇したけれど、今の私はあくまで大胆で(え~いっ、入っちゃえ)と木の扉をガラガラと開けてしまった。
薄く煙っている店内は一目で狭いと分わかり、首尾悪くカウンター席に座っているAさんの隣だけが空いているのが見えて、遅れて「へい、いらっしゃい」とおじさんの声がした。
そして気付かれないよう、見られないように注意しながらAさんの後を付け続けた。
すると程なくAさんは、通りに面した赤提灯をぶら下げた店の中に入っていった。
Aさんが完全にお店の中に入るのを見とどけてから、小走りになってその前に行ってみると、そこは小さな焼き鳥屋さんだった。
どうしよう、こんな所に一人で入ったこともないしと少し躊躇したけれど、今の私はあくまで大胆で(え~いっ、入っちゃえ)と木の扉をガラガラと開けてしまった。
薄く煙っている店内は一目で狭いと分わかり、首尾悪くカウンター席に座っているAさんの隣だけが空いているのが見えて、遅れて「へい、いらっしゃい」とおじさんの声がした。