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第4章 私はメグちゃん

そうこうしているうちにＡさんにはビールと枝豆が運ばれてきた。

そのビールを美味しそうに飲むＡさんの様子を横に感じた後でその顔が私の方を向いたのを感じると、「フフッ」との失笑するような笑いをした次に「後をつけてきたの？」と聞かれてしまった。

それは自分に向けられた言葉なのが分かっているから、条件反射的に「えっ！？」とＡさんのことを見てしまう。

その顔は相変わらず微笑んでいて、すごく良い人に見えた。

でも、なんと答えていいのか私は言葉に詰まってしまった。

もし「ええ」と肯定してしまえば変な人だと思われてしまうだろうから、何も言えなくてもうただＡさんのことを見ているしかなかった。

そんな私の事をまたＡさんは面白がるような笑い顔をすると、「お酒は飲めるの？」と聞いてきた。