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Aさん ~私を淫らにする人~
第4章 私はメグちゃん
それでも来ないメール。

そしていつしか私も眠ってしまった。

次の日の朝は、少し重たい目覚めだった。

まだ心が捻くれている。

(なによ、アドレスを聞いて気を持たせておいて)と。

それでも乗り継ぎのホームに降りると、足は左に向いてしまった。そして、あのベンチの方を見てしまう。

やはりAさんはそこにいて下を向き本を読んでいた。

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