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やじろべえ
第1章 There is no escape.
苦し紛れに初めて俺の名前を呼んだが、体を強ばらせ、尻に力を入れて必死にアナルを閉めている。
俺の腕を掴み、便意が襲う度に肌に爪を立てていた。

この女、どうしようもなくムカつくが、抗えば抗うほど…余計に屈服させたくなる。

やりようのねー気持ちになり、有紗を抱き締めた。

「いや、なにして、あー、やだあ、漏れる、ふっ、んんう、馬鹿!変態!離して!」

有紗は解放するまで俺を罵倒していた。

解放したら、脱兎のごとくトイレに駆け込んだ。

俺はゆっくりと起き上がり、ベッドから降りてトイレに向かった。

トイレの扉の前に来たら水を流す音が響き、ドアが開いて有紗が出てきた。

「ハァハァ、よくも…こんな事…」

「羽山より、俺がいいんだろ?」

「あんたなんか…嫌い!」

「待てよ、まだ終わっちゃねー」

「ちょっと、やだ、はなして!」

有紗は怒って俺の横をすり抜けようとしたが、腕を掴んで浴室へ引きずり込んだ。

強引に床にしゃがませ、シャワーを手に取ってヘッドを外した。

「ケツを出せ、こっちに向けろ」


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