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奴隷オークション
第12章 尚初調教その9
京香は一旦外に出るとすぐ右側にあるドアを開けて中に入って行った。
尚も京香の後について部屋に入る。
「はい。これ尚の洋服とバックね。」と京香が紙袋を尚に渡した。
「ありがとう御座います。」と尚が受け取る。
京香は空のバックを手に取る。
そして部屋の奥に入っていくとそこには金庫があった。
「こんなところにお金があるんですか?」尚が京香に聞く。
「そうなのよ。危ないっていつも言ってるんだけどね。」と言いながらダイアルを回して金庫を開けた。
その中にはかなりの金額の紙幣があった。
尚は中を覗いてビックリして「こんなに入ってるんですか。」と言う。
「一応ここにあるのが生活に使うお金らしいよ。」と京香。
「なくなるとまた銀行から補充してるみたい。」
「はぁ。ある所にはお金ってあるんですね。」
京香はお金を出すと数え始めた。
「85万だって。一晩で。」京香はため息をつく。
「尚は顔見たんだよね。」
「申し訳ありません。あまり憶えてないんです。自分の事でいっぱいだったので。」
「それもそうか。ご主人様は大分気に入った様子だったな。」
「そうなんですか。今回は田中さんが調教するんですよね。ご主人様じゃなく。」
「若過ぎるのと、体験はあまり好きじゃないからね。ご主人様。」京香は封筒にお金を入れると、バックを持って拷問部屋に戻る。
段ボールを開けると中に入っているものをチェックしながらバックに詰める。
「私することないですね。」と尚。
「いいの。そばにいて。」京香。
「よしっと。これでいいかな。」とバックに道具を詰め終わる。
「尚。お風呂行こう。身体綺麗にしておかないと。」と京香が言う。
「はい。」尚が答える。
2人は手をつないで風呂場に向かった。
浴槽に入る前に2人は身体についている蝋を洗い流すために身体を洗っていた。
「尚。背中洗ってくれる。」
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