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第24章 その後

「はい。わかりました。」
広正は電話を切った。
「さてさてどうしたもんかね。」広正は独り言を呟いて窓から夕日を眺めていた。

京香が戻ると広正が「昨日の女性から電話があったよ。」と話し出した。
「彼女決断したんですね。」
「そうなんだ。今晩12時に昨日の公園に来るように言ってある。京香も行くかい。」
「私は行かない方がいいかな。」
「そうか。それじゃ私だけで行ってくるよ。」
「気を付けて行ってきて下さい。」

広正は12時ちょっと前に公園に着くと持ってきたブルーシートを鉄棒の下に引いた。
そして持ってきた麻縄をブルーシートの上に置いた。
「こんばんは。」声をかけられ広正が振り返る。
「来たね。」
「はい。」
「それじゃブルーシートの上に上がって服を脱ぎなさい。」
「はい。」
「緊張してるかな。」
「はい。ドキドキです。心臓が口から飛び出しそうです。」由香里が靴を脱いでブルーシートに上がりながら言う。
そして由香里が服を脱ぎ始めると物陰からバラバラ人が近付いてきた。
「こんばんは。見学してよろしいでしょうか。」その中の１人が広正に声をかけた。
「いいぞ。」広正が答える。
由香里は服を脱ぎシートに置いた。
由香里は今日も下着をつけていなかった。
そして由香里は正座して座る。
「よし。それじゃ調教の挨拶をしなさい。」
「はい。今夜は私の様な未熟なマゾの為にわざわざご足労頂きありがとう御座います。この度ご主人様の計らいで初調教を受けさせて頂くはこびとなりました。未熟者ですので粗相するかも知れません。その際は厳しく躾けて頂きたいと存じます。ご主人様。ご調教よろしくお願い致します。」と手を前について頭を下げた。
「完璧だ。」広正は驚いていた。
「はい。この日の為に毎日考えていました。こんな日が来ることを夢見て。」由香里は頭を下げたまま答える。
「頭をあげなさい。」
「はい。」由香里は真っ直ぐ広正を見ている。